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2 君を知る(つぎドカ!連載)

(つぎドカ!)
(つぎドカ!)
こちらは連載作品となっております、初見様はこちらに設定や連載目次がございますので一度目を通していただいた上で一読をお願いします→【つぎドカ!キャラクター設定。+目次】


2 君を知る


「いらっしゃい。 ・・あら、あなたも来たの?」
「来ちゃ悪かったか?」
「いいえ、別に。生徒会員でないものがいるのも可笑しいけれど・・まあいいわ、入りなさい」
生徒会室に入ると、学校にしては豪華な内装が目立つ
中には氷海以外はいなかった
「今日は執事さんいないの?」
「今はいないわ。それにしてもどうしたの?彼まで連れて来るなんて」
「迷惑だった・・?」
「さっきも言ったでしょう?そんなことはないのだけれど・・いままでそんなことなかったから、なにかあったの? ああ、適当に席に掛けて頂戴」
氷海は噂のクールビューティーとは思えないほど優しく笑う、思わず烈も鳩が豆鉄砲を食らったように目をぱちくりさせた
「烈?どうしたの?」
「あれ、いつもなのか?」
「なにが?氷海は普通だよ?」
「そ、そうか・・」
(思ったより、笑えるんだな・・・)
なにより、綺麗な笑顔に烈は胸が少し高鳴った
数分して氷海は紅茶を淹れて戻ってくる
「このケーキ、お父様のご友人のパティシエから試食としていただいたものなのだけれど。よかったらどうぞ、感想もいただけると嬉しいわ」
氷海が取り出したのはメロンがあしらわれたクリームたっぷりのケーキだった
「わあ美味しそう!」
「夏に向けての新作らしいわ」
「へえ、まだ春ははじまったばっかりだってーのに、もう夏の準備するんだな」
「こうゆうものは今から準備しておくものらしいの、さあどうぞ」
烈も遠慮せずに一口食べる、メロンの優しい味わいに甘すぎないクリームが絡みつき絶妙なバランスをとっていた
「うんめぇ!これうめぇな!」
「ほんと!このクリームすっごいなぁ、どうやって作ってるのかしら!」
「料理上手な貴方と、お菓子作りが趣味の鈴花がいうんだもの、これは間違いないようね」
氷海は嬉しそうに言い紅茶を一口飲んだ
「さて、なにかあってここに来たのでしょう?」
その問いかけは烈に向けたものであった、烈はケーキの感動もほどほどにフォークを置き、氷海に向きあう
「実はさ、ちょっと聞きたいことがあって」
「私に? 私にわかることであれば、答えるわ」
烈の真剣な姿勢に鈴花も思わず畏まる、烈は今日の昼間の話を二人に話した

「幽霊だなんて、そんな・・まさかぁ」
「・・・もしかして、『風雅』に会ったんじゃないかしら」
「フウガ?」
「ええ、この学園の3年生よ」
「なんだ、ちゃんと生きてる奴だったのか、一個上・・みたことないやつだったぜ」
「彼は2年留年しているから知らないのも当然ね」
「私は生徒会説明のときに少し先生から聞いたよ。その人だけ煙草の所持が許されているから、見ても気にするなって・・」
鈴花は納得がいかないような顔で言う、なんといっても彼女は風紀委員長、人一倍気になるのだろう
「2年って・・なにすりゃそんだけ留年できるんだよ」
「貴方と違って真面目よ。一年目は体調が悪くて学生生活のほとんどを入院ですごして已む無く、といったところね。二年目は・・・」
氷海はここで一度切る、二人はその様子に何か感じ取るが氷海は決心ついたように口を開いた
「これは噂で知っているかもしれないけれど。丁度一年前、力の暴走で生徒が数人大怪我をしたのを知ってるかしら」
「ああ、それは知ってるぜ。その事件をきっかけにこの学園での力の使用は基本的に禁止されたんだろ?」
「ええ。その事件の発端が彼、風雅なの」
烈は息のを飲んだ、目の当たりにしたわけではないのだがその事件は実に惨たらしかったらしい、教室の中は荒れ果て血まみれの生徒が横たわり、その中心に青年が立ち尽くしていた、という噂を聞いた。しかし噂は噂だと思っていただけに恐ろしいことが事実上起こっていたことに驚きが隠せなかった
「そ、そんな危ない人が学園になんでまた・・・!」
「学園長のお考えよ。彼はそれから精神病院に一年通って、また学園へ戻ってきたの。今のところは問題は起こしていないようね。学園も大事は起こしたくないのかこの事件のことはあまり公にしてないわ」
「精神病院、か・・・じゃあ、大丈夫なのかな」
「彼自身事件のことを悔いているのか力を余り使おうとしないの。 ちなみに彼は風の使い手よ、屋上から飛び降りたんじゃなくて彼にとっては移動みたいなものだから気にしないほうがいいわ」
「そうだったのか」
「あと煙草の件だけれど。あれは煙草に見せた精神安定剤みたいなものね。あの類の精神安定剤を作った人が大の煙草好きで煙草をモチーフに作っちゃったみたいなの。他のタイプの物も作ってほしいところだけど今はあれしかないみたい。だから生徒でも致し方なく所持しているの」
「煙草じゃないなら、いいのかな・・?あとはポイ捨てしなければ私は文句ないよ、お薬なら仕方ないよね」
鈴花は納得いったのかそう答える
「でもあれじゃあ勘違いされても仕方ないよね」
「そうよね、そこが問題だわ・・。このことを知る生徒もいないし、先生も知らせるつもりはないようだし・・。彼の誤解が広がるばかりだわ。どうやら先日から噂のことも大きくなって来ていて彼もいずらいでしょうね。元々友好的な人じゃないのだけれど、どうしたものか・・・」
氷海は溜息をつきながら紅茶を飲む
「・・悲しいよな、なんか」
「烈?」
「めんどくせーし悲しいし、よく学校これるなって思うよ」
「でも、そうよね・・陰口だって叩かれるでしょし」
「あの人のことは私もまかされているんだけど・・私もあまり、その、交流は苦手だから・・こうゆうのどうしたらいいかわからなくて」
「氷海でも苦手なことあるんだな」
「完璧な人はこの世界には一人もいなくってよ。 さて、ここで頼みがあるの」
「頼み?」
「巻き込む形になるのだけれど、何故私が二人に彼のことをここまで説明したと思う?」
「そりゃ俺が聞いたからじゃねえのか?」
「だからってここまで詳しく言う必要はないでしょう?まあ私もさっき思いついたのだけれど、よかったら彼の友達になってくれないかしら」
「ええ!?」
鈴花は驚いた顔のあとに、やられた!と声を出す
「ここまで知ったんだ物もの、それくらいしてくれるわよね?」
「なんだよそれ、そんなあぶねー奴の相手をなんでしなくちゃなんねぇんだよ・・」
「でも断れないでしょう?鈴花からは貴方はそんな人だって聞いているわよ」
「お前それを知ってて・・・」
氷海は余裕の笑みを浮かべ二人を見ていたが、すぐに真剣な表情になり立ち上がる
「私だってもちろん協力するわ。 いいえ、協力してほしいの。お願い、こんなこと頼めるのは友人の鈴花と、貴方くらいなの」
二人に向かって、頭を下げる。プライドが高い彼女が頭を下げるほどだ、彼女自身取り組もうと努力しているのだろう
その姿を見て烈は深い溜息をついた
「・・・しょーがねぇなぁ」
「私も烈のほっとけない病がうつっちゃったみたいね、そんな学園生活嫌だろうし、楽しんでもらわなきゃ!」
「ほんとに、いいの・・?もしかしたら、貴方達も毛嫌いされるかもしれないわよ・・?」
「頼んできたのはあんただろ?」
「そんなことでへこたれる私じゃないし、皆でやれば怖くないわよ!」
「・・ありがとう、二人とも!」
氷海は嬉しそうに声を張る、が、すぐに咳払いをし、席にかける
「彼は一人になろうと人を遠ざけるわ、あまりアタックしすぎないようにお願いね」
「まあここは男同士の烈にまかせましょう!」
「俺!?」
「烈その風雅さんと面識あるんでしょう?じゃあ大丈夫よ!」
「面識もなにも今度会ったら気まずいレベルだろ!」
「だーいじょうぶだって、烈なら!」
なにを根拠に言うんだ。烈は眉を引きつらせながら思う
「そう、じゃあ烈君。頼んだわ」
「あんたまでいうのか!?」
「怖い人じゃないから平気よ、何度か話をしたけど案外普通だったわ」
「じゃ、じゃああんたがいけばいいだろ?」
「・・・その、私はさっきも言ったとおり交流だとか、そうゆうのは苦手なのよ。せ、先陣は貴方が切って頂戴!」
「・・しょうがねぇなぁ」
めんどくさいことに巻き込まれた、と頭をかかえる烈
その後鈴花と氷海は委員会のことや風雅の話をしているが、烈にはあまりその話が耳に入ってこなかった
(風雅、かぁ・・・)
名前を、彼のことを知ることができた、何故だろうか少しわくわくしている自分がいた
次は何時あるだろう、明日、またあの場所に行けば会えるだろうか

「あれ、もうこんな時間!れーつー!帰るよー!」
あれから何時間たったか、時計の針は17時半前を指していた
「ん・・・もう少し・・・」
「なにいってんの!うちの店の手伝いに行くよ!この時間じゃ怒られるって!」
鈴花は烈の肩をぐらぐらと揺らす、その姿に氷海は苦笑した
「よかったら送るわ」
「ありがとう氷海! あ、!私教室に忘れ物してる、ちょっといってくるから先に行ってて!」
「わかったわ、校門で待ってるわよ」
「はーい!」
鈴花は駆け足で生徒会室を出て行く
「廊下を走ること、注意しそびれちゃったわね」
「・・・」
「何?私の顔になにかついているかしら」
「あんた、いつも笑えばいいのにな。昼間のときもだけど、愛想よくすりゃもっと人気でるんじゃねぇ?笑顔綺麗なんだし」
「っ!よ、よよ、余計なお世話よ!ほら、早く行くわよ。」
急ぎ足で帰る準備をする氷海を見ながらハテナを頭に飛ばす烈
「ほら早く出て頂戴、閉じ込めちゃうわよ」
「あ、ちょ、待って!」
誰もいなくなった生徒会室に夕日が差し込む
いつのまにか外の風は、静かになっていた


(いつ見ても凄い車よねー)
(こんなに広くなくてもいいよな。 なあそういえば風雅っていくつなんだ?2年も留年してんだろ?)
(確か19ね)
(ええっ!?)
(そ、そんな年上だったのか・・)





+*+*+あとがき+*+*+
今回も風雅は喋らない!次は喋るのでしょうか!
烈に引き続き氷海もおもったようなキャラと違ってきた、なんか、トゲがない・・・!
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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作者の内側

夏神龍

Author:夏神龍
誕生日:3月11日
職業:フリーター
性格:自己満足典型的B型変態スケベ
趣味:ゲーム、PC、現実逃避、セクハラ、ツイッターとゲーセンを行き来している
声優:森田さん、下野さん、蒼井君、etc...
絵師(敬称略):MAYA、GOLI、pako、いのまたむつみ、カズアキ、野村哲也、天野喜孝
漫画:WJ、ガンガン、その他無造作、少女漫画は少ない
ゲーム:RPG(テイルズ、FF)、戦国系、乙ゲー(スタスカや幕末恋華、ブラコンなど)、音ゲー
アニメ:深夜系中心
番組:LADY、ヘキサゴン、平成教育委員会、CDTV、ベストハウス、黄金伝説、伸介プロデュース、怒り新党
歌手(敬称略):宇田多ヒカル、B'z、天野月子、 T.M.Revolution 、ALI PROJECT、あさき、Des-RoW、秋桜、ユンナ、ボカロ、羞恥心、 etc...
西川とあさきへの愛情は異常

その他時々増えます














・・・・・もそもそ・・・・。


此処での中心ジャンルは音ゲなのでキャラの趣向をkwsk
ポップン:カケル、ケイゴ、スティーブ、蔵ノ助、マサムネ、ダイ、タロー、ソラ、ヒューがクリーンヒット。
弐寺:暗殺組、DJだとエレキ、達磨、鉄火、デュエルあたりやばい、後は3人娘も愛。
ギタドラ:Venus(特に黄ちゃん)
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